暁命堂雑記

ときどき書きます。

ヘンなはなし

ひとの目を気にしないで生きるために

※もしあなたがこの題にまつわるなんらかの教訓や有効な手段を求めるならば、ただちにこのページを消し去らねばならない。いますぐにだ。そして可能であるならば、いつもブラウザの閲覧履歴を消すような仕方で、この雑文にたどり着く数分前からの記憶を抹消す…

読書メーターとめまい

先日知り合いに「読書メーター」をすすめられた。読書メーターはウェブ上のサービスで、おもに読んだ本を自分のアカウントに登録することで、読書の記録をとったり読書の傾向が似ているほかのユーザーと交流したりできるものだ。一種のSNSだといってもいい。…

積読という病

本棚に本を並べきれなくなると、とりあえず横向きに(表紙を下にして)積んでいく。そうすることで、まだ読んでない本が縦に横にたまっていく。 この状態、動作、あるいはそうしてたまった本を積読(つんどく)という。 積読は、基本的に手持ちの本を読み切…

枯れきった深緑の草ぐさを、ぼくらはどうみればよいのだろうか?

日本でもニュースになったであろう中国の春節(=旧正月)もすでに終わりを迎えようとしている。一般的に、春節の祝賀ムードは陰暦の正月十五日(上元、新年最初の満月)の夜、いわゆる元宵をもって終わる。(※1)この日は元宵節とよばれ、お祭りが各地で開…

『乾文學』八月特別號公開!

※八月特別號PDF版のダウンロードはこちらからどうぞ いま僕が生活している和敬塾という寮で『乾文學』という文芸誌を時々作っているのですが、このたび最新號の八月特別號を公開しました。 今回は「和敬塾の再定義」という特集を組んで、いま和敬塾という共…

夜食論

夜に食らうと書いて夜食と言うが、単に夜に食べれば好いというわけではない。それは常に夕食の後に行われることにおいて夜食たりうる。つまり、夜食とは節度ある三食の後に押し寄せる過剰なる一撃のことである。夜食が過剰である理由は至って単純で、それは…